一言にバウンディングと言っても意識するポイントによって色々なやり方があるように思います。
とりあえず管理人がポイントだと思うことを書いてみました。
今回も長いですけど興味ある人は読んでもらえるとうれしいです。
 
 
 
バウンディングで注意するポイントは4点(2〜5)、そしてその4点を導くために1点(1)です。
 
1.何のためにバウンディングをするのか
2.接地の仕方
3.軸の取り方
4.体幹の使い方
5.上半身の使い方
1.何のためにバウンディングをするのか
 
どんな練習もそうですが、何のためにやるのかを理解しておかないとどうやればいいのかが見えてきません。管理人が初めてバウンディングをやったのは高校時代の合宿です。当時高校の短距離コーチだった先輩に言われ、見様見真似でやった記憶があります。
 
当時言われたことは一つ、「大股みたいな感じ」というものでした(笑)今思うと全くバウンディングになっていませんでしたが。なんでこんなものやるんだろ…てかどうやんだ?そもそもバウンディングって何だ?という疑問はあったのですが、詳しく教えてもらえるわけでもなく、自分で調べようという情熱もなありませんでした。で、結果としてはこんなもんいらん!という結論に(笑)でも今思い出すと短距離コーチのバウンディングはバウンディングになってましたし、強引にでも教えてもらえば良かったなぁとも思います。
 
さて本題の「何でバウンディングをするか」ですがバウンディングは意識として大きく2種類に分けられるように思います。
(1)短距離系、(2)跳躍系、の二つです。
 
簡単に言えば、(1)は走る意識、(2)は跳ぶ意識、で行います。
でも(1)に関しては、自分の専門が跳躍だったせいかあまり必要性を感じません。(2)を理解して(2)ができれば、(1)もできるはずだからです。どちらかと言うと、(1)は筋力強化メインのイメージが強いように思います。後輩のYは、短距離系は動きが速いし接地の速さ、足首の蹴りの強さを鍛えるのにいいのではと言ってましたね。なるほど確かに。(1)はいかに速く強く前に進むかを意識するのに比べ、(2)はいかに大きな1歩を身につけるかに重点を置きます。とりあえず管理人がバウンディングを教える際は(2)を教えます。ということで(1)は割愛して(2)の説明です。
 
(2)跳躍系
バウンディングを始めようと思う人は、ほとんどがバネを付けたいからやるんだと思います。管理人もそうでした。バウンディングにはビヨ〜ンビヨ〜ンと跳んでるイメージがあるからでしょう。確かにバウンディングはバネを強化できます。長距離はともかく、跳躍には必須、短距離もやって損はないでしょう。
 
ただし、持論ですがバウンディングというのはやればバネが付くのではなく、やることができればバネが付くという表現が正確なように思います。そして、バウンディングをやる以前に、バウンディングをやるためにある程度のバネが必要です。野球の練習で例えると、バウンディングは練習試合です。野球では素振りやノック、遠投などで個々の能力を鍛え、総合的な練習の場として練習試合を行います。大袈裟かもしれませんがバウンディングもそれと同じことが言えます。
 
極端に言えば、バウンディングだけで強力なバネを付けるのは難しいです。上手くなればなるほど、バウンディングで体を追い込むために量をこなす必要が出てきます。管理人はバネを付けるためにバウンディングをたくさんやりましたが、それ以上に階段やボックスジャンプ、幅跳び編で少し書いた一歩跳びなどの練習をやりました。バネだけを鍛えるならそれらの方が効果が高いからです。それらで鍛えたバネの使い方をバウンディングで確かめながら、さらに全体を強化していくのです。
 
そしてバネという言葉の印象が強いので意識されにくいですが、バウンディングに必要なのはバネだけではありません。それが2〜5の4つのポイントです。バウンディングはあくまで総合練習です。バネを付けたいならバウンディングだけをやればいいのではなく、バウンディングは他で鍛えた個々の能力(バネetc)の使い方を覚え、総合的に強化するための練習ということを覚えておいた方が良いでしょう。
2.接地の仕方
 
バウンディングでまず覚えなくてはならないのは接地の仕方だと思います。地面に上手く力を加えるのも、地面からの力を上手く受け取るのも接地がポイントです。疲労を溜めにくくするためにも、怪我をしないためにもまず接地を覚える必要があります。
 
☆ポイント
(1)接地の位置
 @接地は重心の真下
 
バウンディングをやる際、接地位置は常に重心の真下です。後ろに着く人はあまりいなそうですが、前に着いてしまう人は結構います。まずは基本動作のもも上げなどで、正しい位置で接地できているか確認した方がいいです。できる人は当たり前にやっていることですが、正しい接地位置を知らないまま基本動作をするのは練習効果を考えるととてももったいないように思います。
 
接地した際に、地面からの反作用が頭のてっぺんに抜けてくる感覚を掴むまでは、反復して接地位置を確かめた方がいいでしょう。位置がズレると、足首、膝、腰などで力の流れが止まってしまいます。足を真っ直ぐ上げて真っ直ぐ降ろす。もも上げ等で接地位置を確認する際のコツです。
 
(2)接地の入りについて
 @フラットに接地する
 A前から捕える
 B足首をこねるのでなく踏むイメージ

 
@ですが、要はつま先で接地するのは良くないということです。つま先で接地すると前すねに負担がきてしまいます。母指球のラインを中心に、広い面で地面を捕えます。意識としては踵から地面に接地するくらいの意識でいいかもしれません。実際にかかとから接地はしませんが、そのように意識すると足首がロックされてつま先が上を向くので、つま先から接地しにくくなりフラット接地を行いやすくなります。
 
Aですが、後ろから前に接地すると当然ブレーキ動作になりますし体にも負担がかかります。これは足を動かす際に膝下を巻く、もっと言えば膝下を前に振り出す意識が強いとやってしまいがちなようです。バウンディングは膝下を意識しません。膝下はあくまで体幹やももの動きに連動して後から自然についてくるイメージです。
 
Bですが、膝下を意識して動かしがちな人がよく足首をこねて接地しています。Aでも書いてますが、膝下は足首も含めてあくまで体幹やももの動きについてくるものです。最後足首をこねることでつい地面を一蹴りしてしまいがちですが、その時点で力を加えようとしてももう遅いのです。(後で書きます)。さらに、足首をこねてしまうと力も流れてしまいます。接地をフラットに、フラットのまま地面を踏むような感覚で捕えると、地面はしっかりと反作用を返してくれます。
 
バウンディングは連続動作です。一歩一歩力の流れを止めず、次の動作へ活かしていくためにも、まずはもも上げ歩行や跳ね気味のキャッチなどで接地と入りを覚えるのがいいと思います。膝やふくらはぎ、足首は力まずリラックス、ただし接地の瞬間だけ関節を固めて力を伝える感覚を覚えてください。

3.軸の取り方
 
接地ができるようになったら今度は体の軸を考えます。とは言っても基本動作で接地を練習すると自然に軸を意識してやっている場合が多いです。管理人が動作を教える場合、この二つは一緒に意識させています。その方が覚えやすいし一石二鳥だからです。
 
☆ポイント
(1)姿勢
 @力の流れを途中で消さないこと
 A体に痛みがこないこと

 
@ですが、軸とは体の芯です。この芯がきちんとしていないと、接地で得た反作用をうまく使うことができません。足の下から考えると、接地位置、足首、膝、腰、胸、肩、頭、まで力を無駄にすることなく伝えなくてはなりません。しかもただ伝えるだけでなく、各ポイントでそこまで伝わってきた力に更にそのポイントでの力を加えていく必要があります。
 
正しい軸が取れていない時、軸が曲がっているとよく言います。軸が曲がっているというのは各ポイントを線で結んだときにジグザグになっている状態です。まぁ実際、正しい軸と言っても棒のように体が本当に一直線にはなってはいないと思いますが、少なくとも力が途中で止まってしまうことはありません。軸がきちんとしていなくても走ることはできます。けれどバウンディングは軸がきちんとしていないとできません。跳躍は他の種目に比べて地面との作用、反作用を意識します。だからこそ、短距離、投擲などがバネを求めてバウンディングを行うのは、バネと一緒に地面の捕え方など様々なことを意識するいい機会だと思います。
 
経験上バウンディングをやってもらった時軸のズレてる人は、接地位置がズレている、もしくは腰が入り過ぎて上半身が反っている人がほとんどです。まずはその場で軽くピョンピョンジャンプしてきちんと頭まで衝撃が抜けているか確認してから行うといいと思います。体の中で力がロスされることなく伝わる姿勢(フォーム)というものがあるのでやってみてください。
 
Aですが、力がきちんと伝わるということはきちんと力を流してやるということです。途中で力が止まらないから体に変な負担はかかりません。つまり膝や腰に痛みは起きないのです。バウンディングで関節が痛くなるのはどこかで軸がずれて余計な負荷がかかっているからだと思います。上手くなればコンクリートでバウンディングをやってもそれほど衝撃はきません。個人的には大学の北1の下のコンクリは、土や芝生より好きでした。あそこのコンクリは道路のアスファルトに比べて柔らかく、地面の反作用が強いので土でやるよりも気持ち良かったです。(いい接地をするとパーンという乾いたいい音がします。)
 
他の全てに共通して言えることですが、バウンディングをやるからと言ってバウンディングだけを練習すればいいわけではありません。バウンディングをこなすためには色々な要素を覚える必要があります。そしてそういったフィーリングが重要なものはたくさん反復練習をしなくてはなりません。反復して練習するためには、一つのポイントごとに極力負荷の軽いやり方で練習を行います。なのでまずは基本動作でよくやるもも上げ歩行や、バウンディングを意識したキャッチなどを毎日やることを薦めます。遠回りなようですが、基本ができていないとバウンディングをしてもすぐに足にきてしまい、数多くこなすことができないため結果的にバネを鍛えることができません。
4.体幹の使い方
 
バウンディングも他の競技と同じく体幹を使います。やはり動作の基本は体幹です。動作の始まりであり、もっとも強い筋力を発揮できる体幹を使えるかどうかがポイントだと思います。
 
☆ポイント
 @筋肉の使い方
 A連動の仕方
 Bリラックスの仕方

 
@ですが、バウンディングは体幹の筋肉を行います。ふくらはぎも使ってはいますが意識としては使わないと思っていいです。体幹とは腹筋や背筋、そしてももなど太い筋郡です。もも上げるという動作は腹筋で行いますがももを下げる時も腹筋を使っています。
 
地面に加える力は、上げたももを地面に降ろすまでに作り出します。分かりにくい表現かもしれませんが、要は地面に接地してから力を加える意識ではありません。足が地面に接地した時には既に次の動作、つまり振り上げ足である反対のももを上げる方に意識を持ってきます。ももを上げる際はもも裏を見せるくらいの意識で大きく使います。管理人は大学でバウンディングを教わった時、振り上げ足はもも裏をなめるような意識で大きく上げるように言われました。
 
Aですが、これは下半身で言えば踏み切りと振り上げの連動ということです。踏み切りで地面に力を伝え、地面から受け取った力に振り上げ足の力を加えてバウンディングを行うのです。これはタイミングが大切です。地面に接地した後も蹴り続けようとすると次の動作が遅れますし、振り上げ足が早ければうまく連動しません。バウンディングは幅跳びなどと比べると力の流れは緩やかです。慣れてくれば力の流れを感じ取ってそれに合わせて体を連動させてやればいいでしょう。
 
Bですが、バウンディングをバウンディングらしく見せるためにとても重要です。バウンディングをしていて一番楽しいのはこのリラックスしている瞬間、つまり滞空している瞬間ではないでしょうか。
 
先頭に管理人の現役時代のバウンディングの動画を入れてみました。力を使っているのは地面に接地する時だけで、その後は力の流れにまかせて浮いているだけです。接地した足がその後後ろに跳ね上がっているので、管理人のバウンディングを見た人がよく、「接地した後に後ろ足を上げればいいんですね」ということを言いますが違います。接地した後、踏み切り足は全く意識していません。流れにまかせて脱力していると力の流れが残っているので自然とあーなるだけです。もしも意識して後ろ足を上げようとすれば、足が流れて体が前傾したり反ってしまうため、バランスを崩して次の動作ができなくなってしまうでしょう。
5.上半身の使い方
 
幅跳びでさんざん書きましたが、跳躍をする際に大事なのは踏み切り足だけではありません。振り上げ足はもちろん、肩や腕、上半身の連動もとても大切です。
 
☆ポイント
 @腕の使い方
 
腕振りは足と密接に連動しています。足が動けば腕も動くし、腕が動けば足も動きます。さらに肩を上げ、腕を振り上げることで体を持ち上げることが可能です。
 
@ですが、バウンディングはバネが付き、大きく体を使って大きく跳べるようになるほど滞空時間が長くなってきます。その分足のストライドは大きくなり逆にピッチは遅くなります。腕振りは足のピッチに合わせて調節してやらねばなりません。腕と足のバランスが悪いとうまくリラックスすることができないのです。でも始めのうちは腕を意識し過すぎると上半身が突っ込んでしまい、バランスを崩してしまうことがあるのであまり意識しなくていいかもしれません。ある程度のレベルになり滞空時間が延びてきたら考えればいいでしょう。腕振りは足のピッチに比べて早いため腕が手持ち無沙汰になってしまうので、腕を振るというよりは伸ばすような意識で行うとうまくバランスがとれると思います。
 
動画のバウンディングを少し説明します。腕は決してコンパクトではありません。腕を伸ばしてテンポをとっています。管理人は幅の踏み切りが左足なせいかやはり左に比べて右足は接地が下手ですね。バランスが少し崩れて上半身も突っ込み気味です。この動画は大4の夏合宿で100mバウンディングをやった時のものですが、現役時代調子がいい時で32歩が限界でした。目標は30歩だったのですがどうしても無理でした。管理人が本格的に跳躍を勉強し始めたのは3年になった頃ですが、今思うと1、2年ともったいないことをしたと思います。1年時は足の怪我でまともに走れませんでしたが、せめて2年生の1年間をしっかり使っていればと思います。管理人の身に付けた技術はK田を始め既に何人かが受け継いでくれていますが、もしも興味ある人がいたら精一杯教えるんで管理人がいるうちに声かけてください。
 
最後まで読んで下さった方ありがとうございました。









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